小児がんに対する治療の基本的な3本柱は手術、化学療法、放射線治療です。造血幹細胞移植は、これらの通常治療を行った後で、それでも残存しているがん細胞を根絶するために、仕上げの治療として行われることが一般的です。すなわち、通常治療では治せないような場合に造血幹細胞移植が行われます。おおむね、白血病に対しては移植する造血幹細胞を人からもらう同種移植が、神経芽腫など固形腫瘍に対しては自分の造血幹細胞を使う自家移植が行われています。骨髄移植として始まった造血幹細胞移植は、その後末梢血幹細胞やさい帯血を用いる移植が行われるようになり、さらに最近、骨髄非破壊的前処置による移植(ミニ移植)が開発されたように、次々と新しい取り組みが展開し、進歩し続けています。
下記の内容を当会発行の病気別リーフレット「造血幹細胞移植」に掲載しています。
※当会では病気や療養生活のご相談、資料請求もお受けしています。
造血幹細胞移植(こちらをクリックするとPDFファイルでご覧いただけます)
<内容>
1.造血幹細胞移植の適応
2.造血幹細胞移植の基本的な考え方
(1)同種移植
(2)自家移植
3.造血幹細胞
(1)骨髄における造血幹細胞
(2)末梢血幹細胞
(3)さい帯血幹細胞
4.同種移植の実際
(1)移植前処置
(2)造血幹細胞の移植(輸注)
(3)移植片対宿主病(GVHD)予防
(4)感染対策
(5)微小血管障害
(6)ドナーリンパ球輸注
(7)長期フォローアップ
5.ドナーとバンク
(1)血縁ドナー
(2)骨髄バンク
(3)さい帯血バンクネットワーク
(4)移植細胞の選択
6.新たな取り組み
(1)白血球型(HLA)ハプロ一致(不一致)移植
(2)骨髄非破壊的前処置による移植(RIST、通称:ミニ移植)
(3)移植2回法(ダブルトランスプラント)